「今度は 一緒に 遊びましょ(年少)豆まき」  R2.1.28・30

「みんなが食べる豆を持ってくるのを忘れてしまいました」と申し訳なさそうに、みんなに話しをしていたのは ぞう組の先生でした

今日は年少組の保育室で豆まきを行う日、ぞう組のみんなに配る豆は、無事に見つかるのでしょうか?

豆を取ってくるから待っててねと扉に向かって出ていってしまったぞう組の先生、先生が戻ってくるのを大石先生と待っていたぞう組の皆さん、そんな時に「こんな所にみんなが食べる豆があったよ」と驚いた声と豆が入っている袋を高々と挙げたのは大石先生でした
「え〜」「おへやに あったんだね」「あいりせんせいに はやく おしえてあげようよ」とみんなが話しをしていると扉から誰かが覗いていました

扉から急に入ってきたのは青鬼でした!
「泣いてばかりいる子は いないか〜?」と言われて自分の胸に手をあてている女の子

「お友達にオモチャを貸してと言われて、今使っているから後でなら良いよと言わないてダメと強く言ってしまう子はいないか〜?」と言われて顔を隠している男の子

「これ嫌いだから残しちゃおと言って好き嫌いしてしまう子はいないか〜?」と言われて大石先生がキョロキョロし始めました

「忘れ物が多くて、いつもママのせいにしている子はいないか? 」「あいりせんせいも さっき まめを わすれていたよ」と鬼さんに向かって訴えていたぞう組の皆さん、その言葉を聞いた青鬼はズッコケていました()

   
   
   
   
   

ぺんぎん組では自分の年齢と同じ数の豆を先生から受け取り、この豆は何から出来ているのかな?どんな匂いがするかな?お花の種かな?と観察中でした

「みんなの心の中にいる泣き虫鬼や怒りん坊鬼、甘えん坊鬼をやっつけましょ」と先生が話しをすると「いただきま〜す」と言った後に豆を美味しくいただきました

「おいしい」「きなこの あじが する〜」「おかわり ありますか?」と食いしん坊のぺんぎん組さん、先生にこんな質問をした子がいました

「せんせい、くいしんぼう おには わるいおにでは ないですよね」()

「豆を食べれば 力持ちの鬼さんにも負けない強い体に なりますよ〜」
「は〜い」

   
   
   
   

こぐま組では「おには そと」「おにはそと」とこぐま組の子ども達と赤鬼とのバトルの真っ最中でした

「わるいこは いないか〜」「わるいこは いないか〜」

と大きな金棒を振り回しみんなを追いかけてきましたが、持っている豆で鬼に立ち向かっていました

「おには そと」「おには そと」とみんなで力を合わせて、豆を投げていると鬼もたまらず、その場に座りこんでしまいました

「ごめんなさい」「許してください」と鬼が謝りはじめました

「どうして ここに きたの?」とこぐま組の女の子が聞くと「みんなの心の中にある悪い心のパワーをもらいにきたんだ」と理由を話しはじめました

「悪い心とはお友達の事を大切に出来なかったり、好き嫌いをして食べ物を残してしまったり、お家の人にイヤだイヤだと言って困らせてしまうような悪い心の事だよ」

「鬼さんをこらしめる事が出来たみんなの心には、きっと悪い心がなかったんだね」と布澤先生が話してくれました

「おにさん だいじょうぶ?」と男の子が声を掛けると鬼さんは大きく頷きました

「こんどは いっしょに あそびましょ」と女の子が言うと 周りのみんなも「あそぼ〜あそぼ〜」と声が上がりました

「わるいこは いないか〜」「わるいこはいないか〜」

   
   
   
   
   

うさぎ組では鬼のパンツが職員室の扉前に落ちていたよ〜とうさぎ組の子ども達に話しかけていたのは、うさぎ組の先生でした

鬼さんが着ていたパンツ、どんなに大きいか?着てみようかなと興味津々の先生、子ども達からは「はかないほうが いいよ」「もしかして おにさんに なってしまうかも」「せんせい だいじょうぶ?」と心配する声が聞こえてきました

「似合うかな〜」とちょっと照れた表情を見せていた先生でしたが、急に苦しみ始めました

「どうしたの?」「だいじょうぶ?」「きゅうきゅうしゃ よばないと」パニック状態のうさぎ組さん、すると、いつもの優しい声ではなく図太くて低い声で「わるいこは いないか〜」とうさぎ組の子ども達を襲い始めました

先生は元の優しい先生に戻れるのか?うさぎ組の子ども達の運命は!いかに!

「せんせい それ な〜に?」
「これですか、鬼のパンツ だと 思いますが・・・」