「オッケーの大きさだよ(年少)お月見パーティー」  R1.9.10

「オッケーの大きさだよ」と年少組保育室から聞こえてきました
「オッケーとは…?」その声がするうさぎ組の保育室をのぞいてみると手の平に白玉粉とお豆腐を良くかき混ぜた白い団子をコロコロと転がしている年少組の皆さんがいました

「おつきさまと おんなじ ま〜るい かたちの おだんごに なりますように」
「おっけーの おおきさ だよね〜」「おつきさまに いる うさぎさんが ついた おもちは どんな かたちを しているのかな?」などお団子作りの真っ最中でした
「オッケー」とは、うさぎ組の先生がお団子の大きさを子ども達に話しをしている時、.親指の先と人差し指の先をお互いくっつけて「オッケー」と言いながらポーズをして出来た丸い形の大きさぐらいだよと話しをしていました

「たべてください」と出来たてのお団子を園長先生に食べてもらいたいと事務室に持っていったぞう組のお友達、みんながお弁当と一緒にお団子を食べていると保育室の扉が突然、開きました。すると・・・

園長先生がお皿を持って「ご馳走様でした」「お団子、とても美味しかったです」と綺麗になったお皿を見せてくれました

「えんちょうせんせい おいしかった ですか?」
「ぜんぶ たべてくれて うれしいです」
「まだ ここに ありますよ」と自分が今、食べようとしたお団子を園長先生に差し出す、心優しいぞう組の皆さんでした

ぞう組ではお弁当の歌ではなくて、「お弁当」という歌詞に「お団子」に変えて、みんなで歌を唄っていました
「てを あわせて いただきます」とお弁当を作ってくれたお家の方と今日はお団子を作った自分に感謝の気持ちを込めて言いました
「おしょうゆの おだんご おいしい」「きなこあじの おだんごも おいしいよ〜」「この おだんごのかたちは ぼくが まるめた おだんごかな?」「よく かんで よく かんで」とみんなの嬉しそうな声が色々な場所から聞こえてきました

みんなが食べるお米は太陽の光や水、風や月等、自然にあるモノがあって大きく、そして美味しくなる事を学んだ年少組さん、感謝の気持ちと美味しく食べて下さいねとお供えをしました
みんなの想いは、きっと夜空に浮かぶお月様に届いたはずです

   
   
   
   
   
   

ぺんぎん組ではお団子作りが始まる前、しっかり手を洗った後に自分の席に座っていました。するとお部屋の先生からこんな話しがありました
「皆さんはススキというお花があるのを知っていますか?」とみんなに尋ねてみると「すずき さんという ひとの なまえ みたいだね」「みたこと な〜い」とぺんぎん組の子ども達は首を傾げる子かほとんどでした
にっこりしながら先生が一冊の絵本を持ってくると、その絵にはお月様とウサギさんがお餅をついている絵が描かれていました
ここにススキのお花があるよと指をさすと「おはなが な〜い」「ふさふさ しているみたいだね」という言葉が聞こえてきました

   
   
   
   
   
   

「てが まっしろに なっちゃった〜」と笑っていたのはこぐま組の皆さんでした
手の平で白玉粉とお豆腐を混ぜたあ団子を転がしたりシートの上で丸い形になるよう転がしていたこぐま組の皆さん、「おいしく なりますように」と口で言いながらお団子作りをしていました
「はやく たべたいな〜」「100こは たべるぞ〜」「ぼくは200こ たべるからね〜」の言葉を聞いていた先生からは「急いで食べると喉にひっかかってしまうので、よく噛んで食べて下さいね」と言われると「は〜い」と顔を赤くしていましたね

「せんせいの おだんご おおきく ありませんか?」

「これは 先生が 食べる お団子だよ」

「せんせい」 「そんなに  おおきい おだんごだと のどに ひっかかってしまいますよ」

「そうだよね〜」

     
     
     
     

稲穂に似ている事やお米がたくさん採れますようにと昔の人がススキと一緒にお供えをしたのが、これからみんなが作るお団子ですよと話し終えると、ぺんぎん組の皆さんはお月様の為にも美味しいお団子を作るぞと気持ちが高ぶっているようでした