「嬉しさいっぱい、大変さもいっぱい、じゃが芋いっぱい
(年長・こぐま)じゃが芋収穫体験」 R4.6.20
先生 「うんとこしょ」 「どっこいしょ」で引っ張るよ
先生 「準備はいいですか?」
みんな 「は〜い」
先生 「じゃが芋さんは どこに あるか覚えていますか?」
みんな 「もちろん」
みんな 「おおきい じゃがいもさん みつけるぞ」
「ままに いっぱい とってきてね」と今日の朝に言われた事を思い出した年長組の男の子、「これで たりますか?」と心配そうな顔でじゃが芋が入った袋を見せてくれました
「どれ どれ どれ」と袋の中を覗いたのは園長先生、中には大きいじゃが芋が4個と中くらいの大きさのじゃが芋が5個 入っていました
「美味しそうな じゃが芋が沢山 入っていますので きっと お家の人も 喜びますよ」と男の子に声を掛けると「やった〜、はやく
みせたいなぁ」とニコニコの笑顔に変わっていましたね
幼稚園の畑で、じゃが芋の収穫に来たのは年長組の皆さんとこぐま組の皆さんでした
「じぶんのちからで とりました、すごいでしょ」
誠に勝手ながら、話しを畑に出発する前に戻します
園庭では、こんなに素敵な出来事がありました
先生からお願いをする事もなく、ゆり組の皆さんから こぐま組のお友達に手を差し出し「はたけまで いっしょに いこう」と声を掛ける様子が見られました
それは以前、自分がまだ小さい頃に上のお兄さんお姉さん達が同じように手を繋いで畑まで連れていってくれた事を思い出し、自分達で気が付き自然と出た言葉でした
「はたけまで いっしょに いこう」と声を掛けると、こぐま組の皆さんも自分の手を差し出し、手を繋いで畑まで歩き始めました
自分がされた事を今度はしてあげる側になる、そのような想いが次へと引き継がれていくんだと感じました
畑に到着すると園長先生がみんなの事を待っていました
「土の中にじゃが芋さんが かくれんぼ しているから 見つけて下さいね」とみんなに声を掛けると「いまは おおきなこえでの
おへんじが できませ〜ん」と小さな声が聞こえてきました
※この日は27度近く気温が上がっていた事で熱中症予防を最優先に考え、園から畑までの往復移動、収穫作業はマスクを外しての活動になっております。ご理解くださいますよう、お願い申し上げます
こぐま組の皆さんは、年長組の皆さんとは違い初めて経験する子が多く指に力を入れて掘る力が小さい為、じゃが芋が埋まっている深さまでたどり着くまでに時間はかかりましたが、それでも自分の力で行っていました
「やっと みつけられた」「つかれた〜」「せんせい このまま たべられるの?」と嬉しさよりも大変だった言葉が多く聞こえてきました(笑)
それと「きゃー むしが いる」「ぼくの じゃがいもを ねらっているのかな?」と畑の住人達(虫等の生き物)のちょっとした脅かしに、掘る動きが止まってしまう子も…
そういう時には園長先生の名前を呼んで虫を何処かに連れていってもらう事をお願いするお友達もいました(笑)
嬉しさいっぱい、大変さもいっぱい、じゃが芋いっぱいの1日になりましたね
お家と交わした「いっぱい とってきてね」約束は守る事が出来ました(笑)
「では、茎の部分をしっかり握って、せ〜ので 引っ張るよ」と小川先生が言うと、みんなの目はやる気スイッチモードに変わり、踏ん張れるように両足を少し広げ腰を少し落とし、先生の合図を今か今かと待っていました
「せ〜の」の言葉が聞こえると一斉に引っ張り上げた皆さん、「でた〜」「じゃがいもさん み〜つけた」「せんせい みて みて」と大興奮な声と、それとは逆に「あれれ…なにも
ついてない、どうして?」「いててて…おしりがいた〜い」と尻餅をついてしまった切ない言葉も聞こえてきました(笑)
もちろん、土の中を掘ってみたら じゃが芋が有りましたので、ご心配なく