「お友だちになってくれて、ありがとう(移動動物園)」
                             H28.10.24

     
     
     
     
     
     
     

いつもですとセキセインコの歌声しか聞こえない園庭にこの日ばかりは沢山の動物さん達の声が、まるで合唱しているかのように聞こえてきました
その訳は・・・
そう、この日は年に一度だけ幼稚園の園庭が動物園になる日です。前日から子ども達の会話は動物さん達が来る事で大盛り上がりでした
みんなはどんな動物さん達に出会えるのかな?

子ども達のアイドル的存在だったのはヒヨコさんとウサギさんでした。ヒヨコさんの体を触れた時「あったか〜い」 「ふわふわ している」、うさぎさんの顔をじっと見て 「うさぎのみみは ながいね〜」等の声が聞こえてきました
楽しい時間はあっという間に・・・
終わりを告げる先生の言葉が聞こえると触れていたモルモットをスタッフの方に渡し、動物を入れていたカゴと座っていた椅子を片付けをしたさくら組の男の子が動物が逃げないゲージの入口を出た時でした。加々見先生が「お友だちになった動物さん達にさようならをしてから戻ってきてね」の言葉をかけるとゲージから出た男の子が再び中に入り、先ほどまで一緒にいたモルモットの場所を探すと「おともだちになってくれて ありがとう」とお礼を言っていました
大人から見ると動物はどうしても下に見えてしまうかもしれませんが、みんなにとってはお友だちと同じなんですね
みんなのような心を持っている人が少しでも多くいれば、悲しむ動物さん達の数もきっと少なくなっていくんでしょうね

     
     
     
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

福田牧場さんのスタッフの方からアドバイスを受けながら、おそるおそる近づくとみんなが手にしている野菜やフルーツ、そして何よりもその優しい心を感じて檻を倒してしまうのではと心配してしまう程の勢いで顔を出してきたのはブタさん、「おもくないのかな〜」と子ども達の心配をよそに全在園児を乗せてお散歩をしてくれたのはポニーのチップくん、「からすさ〜ん こっちむいて〜」と年少組の男の子が叫んでいる声がする方に足を向け、カラスさんはいないのになぁと思いながら近づいてみるとアヒルさんに向かって声をかけていました。それを見て先生が「アヒルさんという名前なんだよ」と微笑みながら教えてくれました

   
   
   
   
   
   
   
   
   
先生から動物さん達の紹介、怖がらせないでだっこするやり方やエサのあげ方について話しを聞きました。最後にはみんなと同じ生きている事を感じてほしいとお話しをした後、待ちにまったこの瞬間がやってきました